先の記事の洋酒は、NHK朝ドラのマッサンに触発されて買ったものである。オッサンは感化されやすいのだ。最近では近所のスーパーマーケットの酒売場にも余市の瓶が前面に誇らしげに並んでいる。多チャンネル&オンデマンド時代とは云えわが国においてテレビ番組の影響力は好くも悪しくも依然一様的だと思う。ところで酒はからきし弱い。でも好きなのでちびちび呑っていたら何時の間にか半分になった。継続は力なり。ちがうか。自転車もこう在りたい。
コーヒー好きのオヤジである。よく表明しているが特に意味があるわけではない。喫茶店通いは若かった時分に較べると格段に減少した。そのかわりうちで好きなだけペーパードリップに勤しんでいる。粉なきジジイだ。通だと自負しているので品目にはこだわらない。したがってインスタントもまったく無問題。ところでネスカフェは最近インスタントコーヒーと名乗るのをやめたらしい。なぜじゃ。
さても瓶入りのインスタントコーヒーである。新品のプラスチックのキャップを開けると、多くの場合瓶口にアルミ製シールできれいに封をしてある。この取扱い方だが、永年にわたり個人的に謎だった。少しだけはいでおそるおそる使うとか、取りあえずぜんぶはいで瓶縁だけ残すとか、瓶縁まできれいにはいでしまうとか、いろいろ実施した。世間と云うものはじつは思ったより狭い。よってワルいことは出来ないものだ。しかし世界は広い。同様の事案に関して夜もおちおち眠れない方もおいでだろう。考察を重ねた結果、わたくしなりの見解を得た。以下述べる。
件のアルミ封は本体開封後にガラス瓶とプラキャップの間でガスケットの役割を果たしている。この取り扱い方だが、封材を中途半端に残すのはNGである。これに対して瓶縁を環状に残す場合と全部はいでしまう場合と、これらはいずれも適正である。ただし瓶口の構造により方法を使い分ける必要がある。瓶口がスクリューキャップの場合は瓶口に沿って環状に残した方が適だ。瓶口がスクリューキャップでないタイプ、つまり四分の一回転くらいでキャップ開閉が可能な、例えばジャムびんのようなヤツ。このようなキャップの場合では封材はすべて取り払って適。なお裏技的扱いとして、封は取り除かずに孔を打つという方法もないではない。しかし必要粉量を計りづらいのとそもそも中封は開封を前提に設計されていると考えるべきでしたがってこの線は無し。総括すると限られた構造下において食品保存に係る必要な気密性能の確保が目的だと考えられる。おやすみなさい。
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