TOYOTAは確かに贔屓にしているが公けに義理は背負っていない。さっさと上書きして引込めたかったが時期が良くなかった様で、公私にバタバタしているうちにはや新年度になった。屁の突っ張りにもならない私的偏向記事を玄関口に放置してしまった。恥ずかしい。そう云う意味ではブログそのものが同義と云える。
四月一日放送の朝ドラ新作花子とアンの第二話で、地主の大旦那様から小作人達に対し年貢の賃上げを云い渡すシーンがあった。ヘヘエと平伏すしかない皆の衆。私達の暮らしと二重写しに見え思わず苦笑した。
先日の昼下がり、奥方さまと待ち合わせてかるぽーとから堀川沿いを少し散策した。花の季節は毎年楽しみだが、だいたいが慌ただしく過ぎ去っていく。この日桜と同じく人の方もやはり駆け足だったが一刻でも花景色を拝めたのは嬉しかった。堀川の桜堤はここ最近整備されてきれいになったが、こうして手が入れられてしまうと、錆びて朽ちかけたトタン張りの倉庫が寄り合っていた改修前の風景の方が好かった。それと、西方のかるぽーと前の木々が思いのほか大きくなっている事に驚いた。
桜花に対して私達日本人が抱く主なマインドは、別れ、出立、終点、起点、薄命、同期、等々であろうか。情緒的だがそれらは人生の中継地における所感の投影であり花片は舞っても少女漫画の様な虚構観はない。かたや、この国においてはあまねく同期性を伴った同じ現実ではあるが年貢の賃上げの号令などはただ薄ら寒いだけであり全く情緒に響いて来ない。
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