私の父親は下戸なので、私は父と一緒に呑んだ記憶は無い。呑みたいと考えた事も無い。他処と比較する類のものでも無いので、家族でお酒を楽しむと云う事を羨ましいと感じた事も無い。でも、うちの子どもたちが成人したら、一度でいいから一杯呑んでみたいと思って居る。子どもと呑むと云うのはどの様な感じなのだろうか。ところで、アセトアルデヒド分解酵素の不活性率は多分に遺伝する。らしい。それでいくと遺伝子書込み上少なくとも半分は、私は下戸のハーフで有り、子どもたちはクォータか。順当に下れば第五世代あたりでは大酒呑みかしら、なんて。
幻酒妄想に走ってみても、相手有っての事だから、断られたらそれまでだ。しかし、ここで考える口説き文句。いいかい、下戸なオヤジと呑兵衛息子よりは、呑兵衛オヤジを介抱する孝行息子のほうが、世間的にみてもほれ随分調和がとれて居るだろう、なんて。
とまあ、愚にもつかない世迷言ばかり考えていたら、先日だったか天下の某御役所から一通の書簡が届いた。なになに、前途輝く若者を捕まえて、難破船に乗れてか。いやはやこりゃまた呑み辛いお誘いだこと。
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