今回足を運んだガイアにはもうひとつ楽しみにしている事があった。それは出演者のひとりが有名サイクリストだったのだ。それは誰か。
グレッグレモン。
ご存じ新大陸初のツールチャンプである。1986年を初に途中不慮の事故を経て復活し通算でツール3勝世界選手権2勝、なかでも1989年の8秒差TT逆転劇は今でも語り草になっている。TREKやランスとは不仲らしいがここまでくれば巨人故の挿話とも云えよう。親日家でもあり時折来日しては日本文化への興味を深化させているとのこと。以上ざっと述べたが全部調べて写した。ちなみにわたくしは前出の様な内容はほとんど知らなかった。彼の名を冠した自転車がTREKファミリから売られていたことと、したがっておそらくは現役時代には優秀な自転車乗りだったろう程度の認識だった。そもそも自転車選手の成績の凄さなどわたくしには分からない。役者や状況は異なれど今年のツールの終幕もそのような展開だったような気がする。とにかくその昔は凄かったらしいぶよっとした米国人のおっさんが息子と一緒に紀州の古道をサイクリングする内容だった。作品の中味に触れるのは本意ではないので省く。いい言葉を発していたのでひとつ。自転車とは目的地に向かうに充分速く、また周りの景色を眺めるに充分に遅い、素晴らしいものだと、詳細は正確ではないがそのような主旨の発言だった。もいっちょ驚いたのは、このおっさんノンヘルメットだった。私がヘルメットをかぶっていないのは髪で風を感じて居たいからだそうな。おいおい。サイクルレース等でヘルメットが着用義務化されたのはそんなに以前のことではないらしい。感じるヒストリイ。
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