日本カー・オブ・ザ・イヤー2011-2012
この週末から開催される東京モーターショー2011にて最終選考され発表される。
直近3年の受賞車はホンダCRZ、トヨタプリウス、トヨタIQ
子ども軍団の居住区域の壁面には華やかなAKB48のポスタが掛けられている。
DVDの付録らしい。
オヤジの同時代のそれは紫暗色のフェアレディZ432だった。
朝倉だったか何処かの販社に行ってもらってきた記憶がある。
子ども軍団隊員kに後部座席から声を掛けられた。
子 お父さん、ボクくるまの免許とったら最初はあんなががえいでねえ。
オ んん~、まあそうやろうかねえ。。。
合わせながらオヤジは気のない返答をする。
フロントウィンド越しにはスピリテッドグリーンのMAZDA デミオが居た。
コヤツらは一体全体どう云う嗜好をしているのか。初めもくそも有るものか、GT-Rが欲しいとなぜ云わぬ。JUKE1600GTFOURもいい、ロードスターならソフトトップかRHDかで迷うなあホワイトかカッパかでも迷うなあ、フィットRSならここはサンセットオレンジかしらと、子どもをうちやってオヤジの四輪妄想が駆け巡る。ボクやっぱりシエンタダイスがえいわ、荷物いっぱい積めるし、なんて云ったらただではおかんぞ。わしゃそんなん大金出してまで乗りたないわい。
当世若者の四輪への興味が希薄になって久しい。皆が々ではないだろうが、その傾向は顕著であるといってよい。何故だろう。モノの飽和、情報の過多、エコの流行、不況、雇用不安、所得減少、インターネットの発達、趣味嗜好の細分化、あげつらえば際限がないが、当たっているとも当たっていないとも云える。いづれも要因ではあろうが主因とまでは云えまい。出来ればまだ誰も持っていないもの、皆が持っているなら他人よりよいもの、それでもだめなら他人が容易に分からないもの、オヤジらが若い頃の嗜好は即物的で分かりやすかった。何をするにせよまづ取っ掛かりはモノや行為そのものだったからだ。主体はとにかくまづ自分。しかし現在の子どもらのそれはそうではない。取っ掛かりはモノや行為ではなくいきなり他人との関係性なのだ。ここでは自分と云う主体も自ずから全開と云う訳にはいかない。自己の立ち位置を客観視し、他人とのつながりの中に如何に上手に身を置くかと云う事に腐心している様に見える。そりゃそうだろう、周囲といきなり良好な関係性なんて直ぐに作れる訳はない。なのにそうせざるを得ないと云う事は、彼らはなるべくなら傷つきたくない若しくは孤独にはなりたくないと云って居るに同義である。総じて草食男子などとやゆされる所以のひとつではないかと思う。親世代としては妙に遣る瀬無い気持ちがぬぐい切れないがこれも時流のひとつか。
JCOTY、今年の本命はニッサンリーフだろう。
ノミネート上位ランクはいづれも時代を反映したモデル達ばかりなので
面白くもなんともないが、強いて云えば
冒頭で子ども軍団にチェックされたMAZDA車か
ブルースが悪い意味で目立って仕方がないらしいDAIHATSU車あたりに
まぶしいスポットが当たるならば選考精神もまんざら貼り子ではないと云えようか。
ポチッとひとつおねがいします!!