これがなんだかおわかりだろうか。
ラピュタの遺跡・・・
てなことはありえんが、
この風化の具合といい、その奇妙なデザインといい
ジブリ指数100%ものである。
メーベでも隠していたか。
前置きがアニメ化してしまったが、
これは戦時中の旧日本軍の建造物である。
正式名称を掩体壕えんたいごうと云う。戦争遺跡である。
第二次大戦の際に航空機の格納庫として使われていた。
私の住む町の隣の市にいまでも残っている。
先の戦争の記憶の風化はかなり進んでいる。
私の父母祖父母らは濃淡はあるがそれなりに戦争体験者である。
だからといって私が戦争の話を聞かされて育ったかといえばそうでもない。
私が戦争というものを自分なりにリアルに感じたのはあの湾岸戦争開戦の時である。
以降も世界中に軍事紛争は絶えない。
私がこどもらと戦争について話をするのは見聞伝承ではなく、情勢把握と言った感じになる。
子 「アメリカはせんそうしゆうがでねぇ」
父 「そう、にほんもてつだいゆうが」
子 「Kくんのおとうさんね、イラクから帰ってきたと」
父 「そうかえ、たいへんやったろうねぇ」
戦争体験の見聞伝承からは程遠いが、知らぬ関せずでは先人の責任は果たせないので、
稚拙でも親子で話題にすることにはやぶさかではないが、これはいわゆるおばあちゃんから伝え聞く類のものからするとはるかにきな臭い。
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