知人がいうに、もし古い住宅地図を持っていたら処分しないで取っておいた方がいいと。詳細は聞けなかったので、効用は謎のままだ。幸か不幸か約20年ほど前の住宅地図がある。ので思いつくままに頁をめくってみる。
私が初めて買ったレコードは宇宙戦艦ヤマトのLPだった。それはそれは擦り切れるほど聴いた。といいたいところだが、あいにくうちにターンテーブルはなかった。友達に頼んでカセットに録音してもらった。オーディオ機を介することなく自分の端末にお好みのデジタルデータを移動させることが可能な現在これは隔世の感がある。でも当時ではいたって普通の成りゆきだった。擦り切れたのはもちろんカセットテープ。SONYのAHSだったと記憶している。
学生の頃、よく本屋巡りをした。例えば画像の位置を起点として追ってみる。東へは中の橋通りの金高堂、はす向かいの井上書店、屋号は思い出せないがパームスビルの本屋、京町の片桐、ニュー高知の明文堂、潮江橋手前いそっぷ館、得月裏手のたんぽぽ書店、もちょっと東へ菜園場書店。西へは、バルザ横の西沢、冨士書房、裁判所前の官報販売所、上町の日新館。現在、現役で原形をとどめているのは、島内、いそっぷ、菜園場、官報である。片桐が閉まり、金高堂はご存知の位置へ移った。20年の歳月をどうとらえるか。往時の大店が変遷を経た印象がある。
起点とした場所には地図によれば細川レコード店とあった。
2017年土佐の夏がゆく。
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