お正月を天文的に考えるとすれば、これは一周まわって還って来たということになろう。およそ地球の公転距離は約9億4000万キロ。想像を絶する旅路だが実感はまったくない。むしろ経過時間的には短かったなあという思いが年々強くなって来て仕方がないというか最近ではそれが恐ろしく思われる。かくして個人の想いとは関係なく宇宙船地球号はまた新たなる旅に出る。
初日の出を拝み新たなる年の朝を迎える。まことに清々しい。元旦の正しい過ごし方といえる。しかし私はこの正統な様式に同意したことは今までに数えるほどしかない。今年、わが家においては奥方さまと子ども軍団のひとりが初日派、私を含む残党約二名が寝太郎組というまあ妥当な展開で原号の2017年は開幕した。不精者にもわけへだてなくやって来る。あとはそちらでどうぞご自由に。この当事者感覚の希薄なところがお正月の醍醐味だ。
ところで今年の1月1日はうるう秒ということだった。原賀観測班がやる気満々で日本標準時の観測を実施した。しかし当該時刻付近にちょうど帰宅したライジング班と雑談を始めてしまったH観測員は肝心の業務時間をすっかり忘れてしまうという正月そうそう最速の失態をやらかした。うるう1秒に対して遅れることなんと半時間。。。まあこんなもんだあ。
新年から後手後手で申し訳ございません。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
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