仲間達と伴にドロップバーを握る状況においては、私は後方に付かれても何も出来ない。背後に注意を振り向ける余裕など皆無に等しいと云う訳だ。仮に後続車輛に何をされても全然抵抗出来ないだろう。息も絶え絶えなんだから当然と云えば当然だ。隙有り200パーセント。云い変えるとライド中は同率それ以上の前向き人生と云う事に成る。やったものだ。実施が叶うのは添ってくれる仲間がいてこそであろう。
これが、街中の徘徊となると様子が変わる。前後左右上下に気を配り不意撃ちを警戒。後方視界はもちろんのこと、遥か霞むシグナルのインタバルまではじきながら進むおっさんイージス艦。本日も身体中をセンサ化して徘徊していたら、背後に迫る殺気ひとつ。明らかにロックオンされている。相手の間合いで。仲々抜こうとしない。用事のふりをしてスローダウンしオーバーテイクしてもらった。ロードバイクが一台。派手なカラーが目に飛び込んでくる。オペラだったと思う。フォーマルないでたちのおっちゃんが颯爽と駆けて行った。街乗りオペラかあ、と云う事はウチにはきっとプリンスが居るんだろうなあ。。エブリデイロープライスマインドの私はそういった貧しい思考の積算しか出来ない。
ここからが本題。前段は純粋に前段。すみませんねえ無計画で。通勤号のサドルを変えたのだ。デフォルトは表皮がはがれ、あんこは削れコアがのぞきまあむごい事になっていた。外してそこに転がしているが、恥ずかしくてとてもお見せ出来る様なしろものではない。一度自転車仲間のとらさんに見せた事が有る。絶句していた。たぶんフォローのしようがなかったのだろう。私も同意見だ。私の本性が分かっただろうと思う。どう見てもオーナーには見えない。街乗り環境では毎回毎度公務員さんに停車調査のご面倒をお掛けする水準なので、ここらで心機一転、一発おnewのサドルを奢る事にした。
商品名 ATB用サドル
寸法 270×165
重量 530G やぐら付き
格好に惹かれて買ったのだが、予想通りと云うか無茶苦茶固い。そのはずで、シティサイクルシートにお約束のコイルスプリングが装備されていない。スポーツサイクルみたくボディのしなりに託すしかないのか。とは云えママチャリゆえフロント荷重は僅少である。したがって私の重量では消費者センタ主催耐久テストの感は否めない気がする。ところで、このATB用ていったいなんじゃろ?
ポチッとひとつおねがいします!!