イギリスのロックバンドでプロコルハルムと云うグループが有る、らしい。洋楽オンチなので間違いはご容赦願う。その彼らの作品の中に、 A Whiter Shade Of Paleと云う楽曲が有る、らしい。感想はふたつ。①何処かで耳にした事が有る。②何処かで聴いた事が有る。①はクルマのCMだった。アートフォースシルビア、名車S13のK'sに乗られていたご諸兄もおいでだろう。え180SXだって、失礼しました。②翳りゆく部屋の原型。松任谷由実がこの曲に影響を受け、以降の彼女の原点だと云われている。何故私がこれを知ったのかと云うと件の曲が入っているCDを買ったからに他ならない。この前の山達さんに引き続き、本年購入CD第2弾と来たもんだ。おっさん勢い付いている。この調子だと前川清も買ってしまいそうでこわい。このアルバム、オリコンで現在トップを走っているらしい。さすが松任谷由実である。何時でも何処でも売って売って売りまくる。累積販売数が3000万枚を超えたんだと、本日の新聞にも載っていた。恋愛のバイブルと呼ばれて久しい。松任谷由実の魅力とは何だろう。私は、分かりやすさだと思う。イージイと云う意味ではない。楽曲からは絵画が浮かんで来るようだと評されるが、この歯切れの良い独創性こそ彼女の持ち味ではなかろうか。分かりやすいと云うのは、実は難しいものだ。発信者は受信者の想像を遥かに上廻る膨大な情報量を保持していないと出来ないものだ。そうでないと伝えたいことがうまく伝わらない。目に見えているのは氷山のほんの一角に過ぎない。そう云う意味では、歌い手と云うよりは実は作り手側の人なのかも知れない。単純比較ならハイファイセットの山本潤子のほうが数十倍上手いと思う。シンガー転じてクリエイター。作品数量もそれを裏付けている。並みの作家ならとっくに干上がっていることだろう。現在までに至る膨大な着想を具体化するについて、努力や経験値だけでは如何ともし難いものが有ったに違いない。まさに天分の才を授かった人と云えよう。荒井時代のユーミンサウンドの方がよいとも聞く。私も同様に感じるひとりだ。私見だが、これは作品がその時点で完成をみているからだと思う。熟成を目指す作り手には酷だろうが、作の良否に時系列は無関係なのではないか。松任谷以降、楽曲と伴に凝った演出等が話題に上ったりした。目を惹く趣向も結構だが、付属物で色々と説明が必要だと云うことは難解かつ未完成であることを自ら白状しているようなものだと思う。観に行ったことはないが。大物の成せる技か、毒舌でも有名な彼女。私が最も好きなセリフは、「お店に指紋は残さないわ。触ったものはワタシのものよ、全部いただくわ」一度でいいから自転車屋で云ってみたい。
自転車仲間のとらさんが冒頭の曲を掲載してくれました、
こちらから
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