枕がローカルで誠に申し訳ないが、グローバルな方でも無問題?なのでどうか切って捨てづにお読み頂きたい。高知新聞夕刊の4コマ漫画きんこん土佐日記をひとつ行ってみる。
①何かでいのちの大切さを学んだたくみとオバア
②オバア、突然ゴキブリを発見し、殺りく開始
③ゴキブリもひとつのいのちやないかえと疑義を入れるたくみ
④はあ?ゴキブリはゴキブリよえといいきる戦闘状態のオバア
先日の事、就寝中何故か身体が大也を要求し、眠い目をこすりながら厠へ。現地の安楽設備上でふうと息を吐き、まどろんだ目で個室の隅を見たら、そこにはヌメと輝く極太ゴキブリが居た。機器を使用すると逃亡の恐れが有る為、最小限措置を施してから現場脱出。殺虫スプレと撲殺専用高知新聞を手に特殊部隊化したオヤジ、再潜入し大格闘の末ようやく仕留めた。おかげで次の日は寝不足。深夜のゴキブリは身体に好くない。
冒頭からひどい調子だが、ゴキブリの話しがしたい訳では無い。生の実感体験の話しがしたいのだ。うちの子ども軍団は、生きたセミが触れなかった。セミ捕りの経験が薄いと云った訳でも無かった。でも触れなかった。オヤジが子どもの頃、ちょっと砂場の様な処で遊ぶと、オケラが必づ居たものだ。柔らかめのコオロギみたいなヤツだ。よく捕まえてはおもちゃにして遊んだ。当然殺した事も有る。子どもとはそんなものではないのか。
メディアは失念したが、何かで、養老孟司さんと宮崎駿さんの対談を耳にした事が有る。要旨も忘れたが、虫をつかんだ時に感じる自分の握力感触はそのままいのちそのものだと云ったくだりが有った。小さき者の生殺与奪を手中にした体験は大切なものだと。
先日投入されたばかりの最新のアンパンマン電車である。作者であるやなせたかし先生の作品で手のひらを太陽にと云う歌が有る。陽光に手を透かしてみても実は血潮など見えない。しかし言外に秘められた生への讃歌は誰にでも容易に伝わる。子ども達は無垢ゆえによけいに。子どもの純粋さと残酷さが隣り合わせである様に、生と死は近距離に在る。そして夜中のトイレにも。
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