803号車輌・下関市の山陽電気軌道から来た車輌のひとつ。
この車輌の特徴は乗降ドアがスライド戸ではなく折戸である。
LAWSONの文字が入ったドアの幅を考えると、
車輌の左右どちらにも戸幅分の引きしろが無いのがよく分かる。
ドアの中程の縦筋を見ると数箇所に折れ動作用の蝶番が有る。
乗車用ドアも車輌中央付近ではなく車輌端部に位置している。
「コンビニ」
ライドの心強い味方である。
補給、休憩、トイレはもとより
集合、待合、避難先など
本当に大活躍の場処である。
特に軽装備で走りに専念したい人には
これ以上無いサテライト基地だと思う。
ただし、変化も著しいので久々に立ち寄ったら閉じていた
なんて事態も有る。ので、要所での利用に際しては留意しておかないと
えらい目に遭う。特に田舎では。
まあ、過度の依存は禁物だと云う事だ。
私などは天邪鬼なので、あまりに便利だと逆に
いかに世話にならないようにするか、などと考えてしまう。
まあ、それは云い過ぎだとしても、
ライド時の荷物がいつも過剰である事は間違いない。
たいして走りもしないし、有事に何も出来ないくせに
なんかかんかと、荷を増やそうとするのだ。
あーあれだ。旅慣れていない人の旅支度である。
ツール缶はぎっしり。
ベントボックスは満員。
バックポケはぱんぱん。
まるでよたよた走るコンビニ号である。
まあ、過度の装備は重いだけと云う事だ。
荷物と体重と足廻りはヘビー級。
気持ちだけはウルトラライト。
さあ、週末はどちらへお出掛け?
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