前回読んだカイシャデイズが面白かったので、2発目をいってみた。
職業としての漫才師を目指すふたりの女の子が主人公だ。
笑いという一芸でお金を稼ぐということの、途方も無い厳しさ。
女子の友情を山本幸久が、リアルなお仕事小説という氏独特のアプローチで描く。
他に類を見ない。
余談だが、話中に2台の自転車が登場する。
ひとつは、主人公の愛車レッドバロン号。
もうひとつは終盤で出て来るプジョー。
彼女らの移動手段は、クルマや電車ではなく自転車だ。
しかも、2尻。ふたりのりだ。
移動時には東京の地名が登場するが、あいにく不案内で想像が出来ない。
しかし、そうとうな距離を自転車移動しているというかんじはよく伝わってくる。
ある意味ではジテツー自転車小説? んなこたあないか。
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